気管支喘息=「気道の慢性炎症を特徴とし、発作性に起こる気道狭窄によって咳嗽、呼気性喘鳴、呼吸困難を繰り返す疾患」
肺で呼吸するとき、空気の通り道となる部分を気道といいます。気道の気管支という場所に慢性炎症が起こり、腫れて中が狭くなり咳やぜいぜいひゅーひゅーとした呼吸音が出たり苦しくなったりする病気を気管支喘息といいます。
日本では小児の約10%程度は気管支喘息であると推測されていますが、ぜいぜいしたことがある2歳児は25%前後との調査もあり、比較的よくある病態といえます。
小児の場合気管支喘息はアレルギー性のものが多く、ハウスダストや花粉、ペット等が原因となることが多いのですが、アレルギーが無関係の気管支喘息も存在します。