アトピー性皮膚炎は「増悪・寛解を繰り返す 痒(痒み)のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義されている疾患です。わかりやすく言い換えると、良くなったり悪くなったりするかゆみのある湿疹が出る疾患でアレルギー体質の人が多い、ということです。
乳児期から成人期まで幅広い年齢層にみられる病気ですが、症状が出やすい場所は年齢によって少し異なり見た目や性状も様々な形状となります。日本では小児の約10%前後がアトピー性皮膚炎という調査があり(報告により約5%~30%程度とばらつきがあります)、比較的よくある疾患です。